望楼守の生思考キャリア

自分自身を振り返ると、強みと弱みが見えてくると思います。

では、強みや弱みがわかったときどうするか。

ある人は強みを伸ばそうとし、

ある人は弱みを埋めようとする。

 

人間には多様な能力があり、少々の弱みであれば、

努力でそれを人並みにすることができる。

だが、多くの場合弱みの克服は、苦痛な作業となる。

そうして弱みをなくしたとして、その人にどれだけの価値があるだろう。

弱みをなくしても、平均的な、もっといえば平凡な人間が生まれるだけだ。

 

その時間と労力を強みを伸ばすことに使えば、

強みは他人の追随をゆるさないほどになるかもしれない。

また、強みを伸ばすことは、苦痛は少なく、楽しみを伴うことが多い。

そして、人に評価をされやすい。

 

自分は「××ができる」「××の専門家」というラベルを貼れば、

周りの人からもそのように認識され、その強みを使う機会を

与えてもらいやすくなるかもしれない。

そうすれば、ますますその強みを伸ばすことができる好循環が得られる。

 

実際、自分の周りのすんげぇヤツを見渡してみてほしい。

その多くの人には何かしらの欠点があるのではないか。

リーダーシップがあり、周りを巻き込んでいくのが上手い一方で、

時に独善的ともいえる考えをする人。

頭の回転が速く、アイディアマンだが、時に変な偏見を持っている人。

そんな例はないだろうか。

だが、彼らは弱みではなく、強みに集中しているからこそ、

すんげぇヤツなのではないだろうか。

 

では、弱みは無視してよいのか。

原則論を言えば、答えはYesだ。

 

だが、弱みが自分の欠点になっていないか注意する必要はある。

ここでいう欠点とはなにか。

それは、強みの発揮を阻害するものである。

もし強みの発揮を阻害するものがあれば、それは苦手なことであろうと、

真っ先に対処する必要があるだろう

 

望楼守の生思考キャリア

前回のエントリーで民主党のビジョンの欠如、成長戦略の欠如について触れたが、これは政治の世界に限らず日本全体の問題なんじゃないかと思います。

トップダウンとなる日本国の成長戦略
ミドルアップダウンとなる企業の成長戦略
ボトムアップとなる個人の成長戦略

政治が悪い、な~んて言っても、それで問題は解決するわけがなくて、まずはやれることからやる必要がある。そこで、今回はボトムアップとなる個人の成長戦略について、考えてみたい。

個人の(といっても主に若手ビジネスパーソンを念頭に置いてます)成長戦略というとキャリア論の話にもなるのだが、成長戦略欠如の最大の問題点はロールモデルの欠如ではないでしょうか。

価値観の多様化やOJT/徒弟制の崩壊、乱気流の時代とも言われる大きく変化し続ける環境は、身の回りで目指すべき目標となるロールモデルを持つことを難しくしているように思います。(仕事なんてクソだ!って思ってる人は、そもそもロールモデルを欲しいとも、成長したいとも思ってないでしょうが。)

また、ロールモデルの欠如とも関連するけれど、めまぐるしく環境が変化する一方で、様々な情報が溢れている中で、何を学んだらいいのか、どんな能力を身につけたらいいのか、将来のために今何をしたらいいのかが分からないという問題があるのではないでしょうか。

本屋に行けば、ビジネス書が溢れるように並んでいる。ビジネス雑誌には次から次へとスキルが紹介される。ただ、どんなスキルもツールにしか過ぎない。使う力と使う場がなければ、どれだけたくさんのビジネススキルを学んでも単なるビジネススキル評論家にしかなれないのではないか。そもそも、ビジネス本や勉強法の本を読んで、仕事が出来る人/勉強が出来るようになった人って世の中にどれくらいいるのかな。

このように先の見えない一方で、広がる(とマスコミで報道されている)格差、一人歩きしている感のある「勝ち組負け組」という言葉は、成長への焦りと将来への不安を増大させている気がします。

むろん、今日の日本の状況は危機的状況なわけで、健全な危機感は必要だと思う。けれど、生き残りへの不安と焦りの中で成長の道筋が見いだせないというのは、キャリア形成の上でも、人生の上でもとても大切な「はたらくをたのしむ」ということを不可能にしてしまうと思うんだよね。

ただ、はっきりと認識しておかなければならないことは、日本という国はいまフロンティアにいるってこと。フロンティアには、先行者はいない。自分で道を切り拓いていかなければならない。キャリア形成でも同様で、人はそれぞれその人なりのユニークな人生を歩まざるをえない。他人の後に道はない。

じゃあ、ユニークなキャリアってどうすればいいのかって話だけど、まず始めに必要なことは、自分の強みを知る。これがスタートになるんじゃないでしょうか。そして、その強みを踏まえて、自分のこれまでの経験や興味、もちろん特技を掛け合わせて、自分だけの成長戦略を描いていくしかないんじゃないのかな。

 

  • いま自分はフロンティアに立っている(追いかける相手はいない)
  • キャリアはかけ算

この2つを念頭に置いて、悩み迷いながら人生を切り拓いていくしかない。それを後から振り返ったとき、成長したって思えるんじゃないかな。

Make your life extraordinary!

望楼守の生思考

民主党には成長戦略がないと批判されている。もっとも自民党政権下においても、存在していなかったわけだから、日本国には成長戦略がないというのが実際のところだろう。とはいえ、民主党に成長戦略、とまでいかなくても、これからの日本のあるべき姿が提示できないのは大きな問題だ。

なぜなら、自民党政権への国民のNOの意思表示として誕生したのが民主党政権なのだから、具体的に今後のこの国をどうしていくかを提示しなくては、国民への背信となってしまう。友愛だのなんだの、抽象的なことを言ってあいまいにするのは、野党の間、あるいは選挙の間ならいいけれど、政権を取った以上はビジョンを示す義務があるはずだ。

先日終わった事業仕分けは、民主党政権発足後、目に見える結果を出した成果とよべるかもしれないが、よくよく考えると、ビジョンなくして行った判断は評価のしようがない。

Do or DoNotは、その判断の軸があって初めて意志決定が可能になるはずだ。しかし、この国の形をどうするのかのビジョンが示せないままに、このプロジェクト・企画は必要だ不必要だを判断したのが、今回の事業仕分けとやらではないだろうか。

(まあ、その判断の軸すら必要のない明らかに無駄なものをDoNotとするパフォーマンスっていうなら、成功したのかもしれないけれど。。。)

スパコンを始めとする科学技術関連の予算の削減は、色々とニュースになっていたけれど、これこそまさに、国家としてのビジョンによって左右されることだろう。日本が今後、科学技術立国として、国産技術を世界に広め、それでメシを食っていくというのなら、その目的達成のためにココのプロジェクトが有用かどうかを判断できるし、内需拡大を至上命題とするというのなら、その目的達成にそぐうそぐわないで判断すればいい。

何が必要で、何が不要なのかというのは、(もちろん中にはどう考えたって無駄無駄無駄ァァァ!ってのもあるにしろ)様々なステークホルダーがいる微妙な問題で、判断は難しい。だからこそ、考え方の軸が求められるはずなんだよね。

ま、政権とって3ヶ月くらいたつのに、副大臣が「経済運営における「第三の道」は何か。現在、深く考慮中。」な~んて言っちゃるんだもんなぁ。民主党のどこら辺に期待したらいいだろ。

3ヶ月(政権とる前から考えてたんだろうからもっとだろうけど)考えて、ノーアイディアなら、何年考えても良いアイディアは出てこないだろ。。。それより、トライアルアンドエラーの考えで、どんどん試行しながら政権運営したらどうでしょうか。なんだかんだ言って、日本にはまだ体力がある。ちょっと、失敗しちゃってもなんとかなるよ! せっかく長らく野党だった政党が政権とったんだから、ベンチャースピリット的なものをもって、将来の生き残り戦略を打ち出して、果敢に実行、、、なんてやっぱ理想論に過ぎないのかなぁ。

望楼守の生思考

10月末に取り上げた「バンビオレッテ」の検索結果ですが、

本日(2009年11月30日)現在、ぬわーんと本家を差し置いてトップ。

まあ、メルマガ「僕が最高に仕事を楽しめる理由」の発行サボるなってことですな。

(ブログの更新サボってるヤツがエラそーに・・・)

望楼守の生思考

キャリアを拓く知的腕力

まあ、元人材開発コンサルタントだったわけで、HRMという組織側、マネジメント側の視点ではなく、個人としてキャリアを切り拓いていくための考え方とかTipsみたいなものを書けたらなぁって。

仕事としては、完全に法人顧客に人材開発の企画、施策を売ってたわけだけですけど、やっぱり最終的には自律的な個人の取り組みなしには、なにも変わらないと思うんですよね。その点で、対個人アプローチの方が、重要なんじゃないかと最近は思っていたり。組織としての取り組み、個人の自律的な取り組みの両方が大切っちゃ大切なんだけどさっ。

 

経済ニュースを理解するための経済基礎

資本主義の世界に生きている以上、経済を分からねば喰われてしまう!(誰にだよ)とか、いやーこれからのこと考えると、マネー(orフィナンシャル)リテラシー向上が必要だよね、な~んて思っている人は多いと思います。

で、早速新聞読んだり、経済ニュース見たりしても、基本的なコンセプトや枠組みを理解していないと、単に流行のニュースを知っただけとか、新聞・ニュースの解説員の解説で分かった気になったりで、終わってしまうことって多い気がするんですよね。

ってことで、自分の頭でニュースを理解する、そのための基礎知識やフレームワークなんかを紹介できたら結構価値あるかなぁ、なんて思ってみたり。

経済学の難しい概念や数式なしに、世の中を理解するとっかかりを得るのが目的。まず始めに、金利の話なんてどうでしょうか? 名目金利と実質金利、ニュースで聞いたことはあっても、意味分かります?

 

ま、あんま、あれもこれもって言っても、どうせやらないので、まずはこの2つくらいから始めようかな、と◎(ご期待下さい)

望楼守の生思考

 「晩日俺って」じゃなかた、「バンビオレッテ」とGoogleで検索すると、ぬわーんとこのサイトが2番目にくる。

おどろき、もものき、マーボー茄子。

 

banbigoogle.PNG

 

いや、だから何だとか怒られても困るんですけどね。

まあ、あれですよ。便乗ですよ、便乗。

バンビオレッテ人気にあやかって、このBlogのPVもアップするといいなぁ~。

 

さて、明日はついにバンビオレッテのパーティーです!!!

 

望楼守の生思考

 科学の法則。

西洋においては、科学は世界の成り立ち、神の御技を知るひとつの手段であった。

所謂、科学の法則はいくつあるのだろう。数学における定理とでもいうべき、すべての根本となる法則は、そんなに数多くはないだろう。もしかしたら、たった一つの法則に行きつくのかもしれない。

しかし、その法則にしたがってできているこの世界を見てみるがいい。

無限の多様性、無限の可能性。

たった一つの法則が、無限の多様性を生む。

これこそを神秘といわず、なんと言おう。

望楼守の生思考

最近お気に入りの作家、伊坂幸太郎。

「死神の精度」、「重力ピエロ」、「陽気なギャングが地球を回す」、「グラスホッパー」と読みあさっている訳だが、知ったのは結構最近で、彼を知るきっかけになったのは、週刊少年サンデーで連載されていた、「魔王 JUVENILE REMIX」という作品だった。

この「魔王 JUVENILE REMIX」という漫画は、伊坂幸太郎の小説「魔王」(講談社文庫)を原作にリミックスしたマンガである。「グラスホッパー」を始め他の伊坂作品から登場事物を引っ張ってきており、思わずニヤニヤしてしまうシーンも多数あって、ちょーおもしろいのだ! このマンガ、つい先日完結を迎え、コミックスの最終刊(10巻)が発売されたばかり。ちなみに、グラスホッパーの主人公のひとり、蝉も登場するんだけど、これがまたかっこいいのだ。

原作小説と漫画、ストーリーとか色々かな~り異なるのだけれど、そのどちらでも問題提起されているのは、社会の雰囲気に流されていないか、本当に自分自身の頭で考え選択しているのか、ということだ。

小説の冒頭の情景は、「衆議院解散! 衆参同時選挙へ」「失業率史上最悪を更新」「与党支持率低下」と、あれ?それって今のことですか??と錯覚してしまう。

今の状況はこの魔王にかかれているものとよく似ている。与党自民党への失望と幻滅。そして、その失望や不景気への不安・不満が、自民党への反発となり、さらにその反動として民主党への支持になっている。

次回の総選挙では、民主党が政権を取るのが確実と言われている。が、国民は何を根拠に民主党を支持しているのだろう。あるいは、なぜ民主党に投票するのだろう。それは、少し前の東京都議会選挙にも同じことが言える。

民主党の主張に、民主党の描く日本の将来像に、みんな共感したんだろうか? 
単に、アンチ自民の雰囲気に飲まれ、何も考えずに民主を支持しているのではないだろうか?

はてさて、選挙まであと数日、我々の選択の時はもうすぐだ。魔王の中で、主人公の安藤はこう叫ぶ。

ムードに流されるな! 洪水に流されるな!!

この小説の中では、憲法改正が議論され国民投票にかけられる。作者はあとがきで、この小説は特定の政治思想を語ったものではないと述べている。しかし、この本を読むと、民主主義の意味や限界を考えさせられる。魔王の中で若きカリスマ政治家である犬飼はこう言う。(この犬飼さん、小説とマンガではずいぶんと描写が異なっているのだ)

今までの政治家は、国民の意見や迷信、流行に奉仕してきた。真理に奉仕してきたのではない。政治家は、未来に奉仕すべきではないか。私は、国民に迎合するつもりはない。なぜなら、それでは未来は築けないからだ。

自民党も民主党も、民主主義の多数決の仕組みの中で議席を取り合っている。多くの支持を取り付けるためには、”国民の意見や迷信、流行に奉仕”せざるを得ない。つまり、どちらの主張も実は似たり寄ったりだし、どちらが政権を取ってもやることは結局変わらないのではないか?

どうばらまくか、誰に分配するかの大同小異。そこに、10年後、50年後の国の形は見据えられているのだろうか? 大局観なき打ち手、グランドデザインなき施策は、その場しのぎの駒打に過ぎない。問題解決の基本は、大きいところから小さいところへと考えを巡らしていくことだと思うんだけどなぁ。。。なんか、ちんまりした小手先の政策の議論ばっかりだよねぇ。

望楼守の生思考

こう、ものを書くのって苦手なんですよね。色々書きたいことがあっても、上手くまとめられなかったり、逆に話を上手にふくらませられなかったり。

けれど、結局ブログも論文やプレゼンペーパーと同じなんだなと気づいた。つまり、「如何にメッセージを削るか」がもっとも大切なことなんではないか、と。色々書きたいことがあるとしても、本を書く訳じゃないんだから、そんなに詰めこめるわけない。それよりも、その記事で何が言いたいのか、を一言でまとめてみるのが大切なんじゃないだろうか。

言いたいことはコレ、とひとつに絞り、あとはそれをサポートするアイディアを述べればいい。これってまさに、論文の書き方と一緒。

Blogに挑戦すること数回、いっつも続けられずやめてしまったわけですが(だから、ネット上のいたるところにマイブログの残骸が・・・、って消せよ!)、今度こそ続けられるのかしら?

ブログでも捨てる技術というか、Not To Doというか、そういうのって重要なんだねぇ。。

「メッセージを削れ」。この方法は果たして効果があるのか?! それは今後のBlogの更新頻度によって証明される。。(のかなぁ)

望楼守の生思考キャリア

vinviolette(バンビオレッテ、と読む)の代表である澤田さんとは、ひょんなことから仲良くしてもらっていて、先日も館山までドライブ&魚ウマーをしに行った仲である。

そんな彼が最近メルマガを始めた。その名も「僕が最高に仕事を楽しめる理由」。深夜、哲也徹夜を厭わず働く彼を動かすものは何か、が分かるメルマガである。いや、もしかしたら分からないかもしれないケド。

内容はというとこんな感じ(2009/08/17現在)。

vol.01 ワークライフバランスは僕らにあてはまらない
vol.02 働く意味を考える時代?
vol.03 金は僕らを豊かにしない。
vol.04 強みを活かそう
vol.05 まずは関係性を高めよう
vol.06 出来ない言い訳を探さない人になろう。
vol.07 大きな組織では「好きなこと」をやれない?
vol.08 誰もが面白い仕事を手にするたった一つの近道

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仕事に対して、どう感じているかは人それぞれでしょう。仕事なんてクソだろ!って思いつつも、でも金稼がないと暮らせないからってことで仕方なく働いている人もいれば、仕事最高!って感じながら、ワーカホリックに働く人もいる。

ただ、どんなに仕事が好きだ、仕事は面白いって感じている人でも、つまらない仕事をやってない訳じゃないと思う。けれども、自分のキャリア観、仕事観をしっかり持っている人は、つまらない仕事にもまじめに取り組むことが出来る。つまらない仕事にも全力を尽くして早く片付けるからこそ、好きな仕事をやる余裕が出来る。その結果、仕事が面白くなる、というスパイラルがあるんじゃないでしょうか。

なにより、どうせ働くなら、嫌々よりも、楽しんで働ける方がいいよね。

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